大和証券リビング投資法人

1部 ファンド情報

1章 ファンドの状況

1. 投資法人の概況

1) 主要な経営指標等の推移

  • (1) 【主要な経営指標等の推移】

    ①  主要な経営指標等の推移

    期別

    第31期

    第32期

    第33期

    第34期

    第35期

    決算年月

    自 2021年
    4月1日
    至 2021年
    9月30日

    自 2021年
    10月1日
    至 2022年
    3月31日

    自 2022年
    4月1日
    至 2022年
    9月30日

    自 2022年
    10月1日
    至 2023年
    3月31日

    自 2023年
    4月1日
    至 2023年
    9月30日

    営業収益

    百万円

    10,811

    11,263

    11,436

    11,898

    12,769

    (うち賃貸事業収入)

    百万円

    (10,811)

    (11,263)

    (11,436)

    (11,898)

    (11,966)

    営業費用

    百万円

    5,721

    5,938

    6,094

    6,326

    6,533

    (うち賃貸事業費用)

    百万円

    (4,524)

    (4,696)

    (4,806)

    (5,010)

    (5,121)

    営業利益

    百万円

    5,090

    5,324

    5,341

    5,571

    6,236

    経常利益

    百万円

    4,433

    4,622

    4,653

    4,829

    5,523

    当期純利益

    百万円

    4,432

    4,621

    4,652

    4,828

    5,523

    総資産額

    百万円

    336,301

    350,956

    353,676

    366,565

    367,532

    純資産額

    百万円

    157,295

    165,372

    165,218

    171,436

    171,996

    出資総額

    百万円

    124,110

    132,170

    132,170

    138,365

    138,365

    発行済投資口の総口数

    口

    2,131,546

    2,204,890

    2,204,890

    2,260,890

    2,260,890

    1口当たり純資産額

    円

    73,793

    75,002

    74,932

    75,826

    76,074

    1口当たり当期純利益

    円

    2,079

    2,096

    2,110

    2,136

    2,442

    分配金総額

    百万円

    4,604

    4,806

    4,806

    4,973

    5,044

    1口当たり分配金額

    円

    2,160

    2,180

    2,180

    2,200

    2,231

    (うち1口当たり利益分配金)

    円

    (2,160)

    (2,180)

    (2,180)

    (2,200)

    (2,231)

    (うち1口当たり利益超過分配金)

    円

    (-)

    (-)

    (-)

    (-)

    (-)

    総資産経常利益率(注2)

    %

    1.3

    (2.6)

     

    1.3

    (2.7)

     

    1.3

    (2.6)

     

    1.3

    (2.7)

     

    1.5

    (3.0)

     

    自己資本利益率(注2)

    %

    2.8

    (5.6)

     

    2.9

    (5.7)

     

    2.8

    (5.6)

     

    2.9

    (5.8)

     

    3.2

    (6.4)

     

    期末自己資本比率

    %

    46.8

    47.1

    46.7

    46.8

    46.8

    配当性向

    %

    103.9

    104.0

    103.3

    103.0

    91.3

    その他参考情報

     

     

     

     

     

     

    投資物件数

    件

    232

    239

    240

    248

    238

    総賃貸可能面積

    ㎡

    724,715.07

    744,700.89

    746,387.63

    766,035.49

    737,764.88

    期末稼働率(注3)

    %

    98.1

    99.0

    98.9

    99.1

    98.5

    当期減価償却費

    百万円

    2,408

    2,497

    2,509

    2,592

    2,601

    当期資本的支出額

    百万円

    476

    607

    573

    449

    651

    賃貸NOI(Net Operating Income)(注2)

    百万円

    8,696

    9,064

    9,139

    9,480

    9,447

    1口当たりFFO(Funds from
    Operation)(注2)

    円

    3,268

    3,288

    3,307

    3,344

    3,300

    FFO(Funds from Operation)倍率
    (注2)

    倍

    17.2

    17.5

    17.4

    16.2

    16.8

    デット・サービス・カバレッジ・レシオ(注2)

    倍

    14.5

    14.6

    14.6

    14.6

    14.2

    有利子負債額

    百万円

    172,687

    178,887

    181,687

    188,137

    188,137

    期末総資産有利子負債比率(注2)

    %

    51.3

    51.0

    51.4

    51.3

    51.2

     

     

     

    期別

    第36期

    第37期

    第38期

    第39期

    第40期

    決算年月

    自 2023年

    10月1日

    至 2024年

    3月31日

    自 2024年

    4月1日

    至 2024年

    9月30日

    自 2024年

    10月1日

    至 2025年

    3月31日

    自 2025年

    4月1日

    至 2025年

    9月30日

    自 2025年

    10月1日

    至 2026年

    3月31日

    営業収益

    百万円

    13,284

    14,155

    15,191

    14,662

    14,993

    (うち賃貸事業収入)

    百万円

    (12,139)

    (12,643)

    (12,634)

    (12,636)

    (12,534)

    営業費用

    百万円

    6,684

    7,062

    6,982

    6,887

    6,949

    (うち賃貸事業費用)

    百万円

    (5,199)

    (5,498)

    (5,351)

    (5,317)

    (5,367)

    営業利益

    百万円

    6,599

    7,092

    8,208

    7,774

    8,044

    経常利益

    百万円

    5,813

    6,204

    7,211

    6,607

    6,866

    当期純利益

    百万円

    5,813

    6,203

    7,210

    6,607

    6,866

    総資産額

    百万円

    399,467

    400,085

    401,985

    400,132

    401,018

    純資産額

    百万円

    187,118

    187,822

    189,342

    187,575

    188,344

    出資総額

    百万円

    152,719

    152,719

    152,719

    152,719

    152,719

    発行済投資口の総口数

    口

    2,406,890

    2,406,890

    2,406,890

    2,386,042

    2,386,042

    1口当たり純資産額

    円

    77,743

    78,035

    78,666

    78,613

    78,935

    1口当たり当期純利益

    円

    2,425

    2,577

    2,995

    2,758

    2,877

    分配金総額

    百万円

    5,535

    5,776

    6,570

    6,442

    6,275

    1口当たり分配金額

    円

    2,300

    2,400

    2,730

    2,700

    2,630

    (うち1口当たり利益分配金)

    円

    (2,300)

    (2,400)

    (2,730)

    (2,700)

    (2,630)

    (うち1口当たり利益超過分配金)

    円

    (-)

    (-)

    (-)

    (-)

    (-)

    総資産経常利益率(注2)

    %

    1.5

    (3.0)

     

    1.6

    (3.1)

     

    1.8

    (3.6)

     

    1.6

    (3.3)

     

    1.7

    (3.4)

     

    自己資本利益率(注2)

    %

    3.2

    (6.5)

     

    3.3

    (6.6)

     

    3.8

    (7.7)

     

    3.5

    (7.0)

     

    3.7

    (7.3)

     

    期末自己資本比率

    %

    46.8

    46.9

    47.1

    46.9

    47.0

    配当性向

    %

    95.2

    93.1

    91.1

    97.5

    91.4

    その他参考情報

     

     

     

     

     

     

    投資物件数

    件

    253

    252

    246

    243

    238

    総賃貸可能面積

    ㎡

    771,350.55

    770,559.85

    757,561.01

    742,455.67

    718,139.23

    期末稼働率(注3)

    %

    98.5

    98.6

    99.1

    98.0

    98.4

    当期減価償却費

    百万円

    2,641

    2,711

    2,707

    2,660

    2,607

    当期資本的支出額

    百万円

    852

    899

    986

    1,242

    1,428

    賃貸NOI(Net Operating Income)(注2)

    百万円

    9,580

    9,855

    9,990

    9,980

    9,774

    1口当たりFFO(Funds from
    Operation)(注2)

    円

    3,096

    3,142

    3,127

    3,105

    3,011

    FFO(Funds from Operation)倍率
    (注2)

    倍

    17.1

    15.5

    14.1

    17.3

    17.6

    デット・サービス・カバレッジ・レシオ(注2)

    倍

    13.7

    11.5

    10.1

    8.4

    7.7

    有利子負債額

    百万円

    204,737

    204,737

    204,737

    204,737

    204,737

    期末総資産有利子負債比率(注2)

    %

    51.3

    51.2

    50.9

    51.2

    51.1

     

    (注1)金額については、記載単位未満を切り捨てて、各種比率等については小数第2位を四捨五入して表示しています。

    (注2)記載した指標は、以下の方法により算定しています。また、運用日数により年換算した数値を( )内に記載しています。1口当たり当期純利益は、当期純利益を日数による加重平均投資口数で除することにより算定しています。

    総資産経常利益率

    経常利益/{(期首総資産額+期末総資産額)÷2}×100

    自己資本利益率

    当期純利益/{(期首純資産額+期末純資産額)÷2}×100

    賃貸NOI

    賃貸事業収入-賃貸事業費用+当期減価償却費

    1口当たりFFO

    FFO(当期純利益-負ののれん発生益+当期減価償却費+その他の償却費-不動産等売却損益+減損損失)/発行済投資口の総口数

    FFO倍率

    期末投資口価格/年換算後1口当たりFFO

    デット・サービス・カバレッジ・レシオ

    (金利償却前当期純利益-負ののれん発生益-不動産等売却損益+減損損失)/支払利息(投資法人債利息を含みます。)

    期末総資産有利子負債比率

    期末有利子負債額/期末総資産額×100

     

    (注3)期末稼働率は、決算日時点における総賃貸可能面積に占める総賃貸面積の割合を記載しています。

     

    ②  事業の概況
    (イ)第40期(当期)の概況

    a.投資法人の主な推移

    本投資法人は、投資信託及び投資法人に関する法律(昭和26年法律第198号。その後の改正を含みます。以下「投信法」といいます。)に基づき2005年10月7日に設立され、2006年6月22日に株式会社東京証券取引所不動産投資信託証券市場に「住宅特化型REIT」として上場(銘柄コード8986)しました。本投資法人は、2010年7月1日付でプロスペクト・リート投資法人を吸収合併し、当該合併後は、物件の入替(新規物件の取得や既存物件の譲渡)によるポートフォリオの質の向上、稼働率の向上等のオペレーション全般の強化、有利子負債費用の低減等によるコスト削減に注力し、分配金の着実な向上を目指してまいりました。さらに、2020年4月1日付で、本投資法人を吸収合併存続法人、日本ヘルスケア投資法人(以下「NHI」といいます。)を吸収合併消滅法人として吸収合併(以下「本合併」といいます。)し、商号を「日本賃貸住宅投資法人」から「大和証券リビング投資法人」へ変更し、ヘルスケア施設をポートフォリオに加え、「ライフステージに合わせ「すべての人の生活・暮らしを支える」ために快適な居住空間を総合的に提供するREIT」として運用しています。

    2026年3月末時点の運用資産は、238物件、取得価格総額394,202百万円、総賃貸可能面積718,139.23㎡となっています。

     

    b.当期の投資環境

    当期におけるわが国の経済は、2025年10-12月期の実質GDP成長率は前期比年率+1.3%となり、2四半期ぶりのプラス成長になりました。背景として、個人消費・設備投資・住宅投資の民需関連の増加、政府支出の増加が挙げられます。また、2026年1-3月期の実質GDP成長率は前期比年率+2.0%と、2四半期連続でのプラス成長率になる見込みです。一方で、中東情勢の緊迫化による原油高や、米中を中心とした外需の下振れリスクなど、海外経済を中心に下振れリスク要因が多く留意が必要です。

    住宅系上場REITが保有する賃貸マンションについては、安定した稼働率が継続しています。また、日本においてもインフレが進んでいることから、都心部を始めとした様々なエリアにおいて賃料増額が定着しつつあります。

    また、不動産投資市場に関しては、インフレや金融引き締め等による金利上昇が世界的に進む中でも、賃貸マンションの安定したキャッシュ・フローへの投資家の関心は根強く、国内外投資家による物件の取得競争は引き続き厳しい環境下にあります。ヘルスケア施設に関しても、総人口のうち高齢者人口の占める割合の上昇に伴い、高齢者施設・住宅に対する社会的需要は年々高まっています。

     

     

    c.当期の運用実績

    投資口価値向上のため、i.資産の入替、ⅱ.オペレーション全般の継続強化、ⅲ.資金調達の強化、ⅳ.サステナビリティに関する取組みに注力いたしました。

     

    ⅰ.資産の入替

    当期は、以下の賃貸住宅8物件(取得価格14,227百万円)を取得しました。

    これらの物件は、本投資法人の当期の収益に寄与するとともに、来期以降の収益拡大に寄与する予定です。

    また、将来にわたる収益性の見込み、物件の規模や立地などを総合的に勘案し13物件(譲渡価格21,212百万円)を譲渡しました。

     

    <取得資産>

    物件名称

    用途

    取得年月日

    取得価格

    (千円)

    (注)

    グランカーサ蒲田ウエスト

    賃貸住宅

    2025年10月27日

    1,000,000

    グランカーサ横濱石川町

    2025年12月1日

    4,337,000

    グランカーサ川崎生田

    1,080,000

    グランカーサ広瀬通

    2025年12月19日

    1,585,000

    グランカーサ一番町

    965,000

    グランカーサ横浜磯子

    2026年1月30日

    2,120,000

    グランカーサ錦糸町Ⅱ

    1,700,000

    グランカーサ住吉Ⅱ

    2026年3月31日

    1,440,000

    合計

    14,227,000

     

    (注)取得価格には、取得諸経費、固定資産税及び都市計画税の精算分並びに消費税及び地方消費税を含みません。

     

    <譲渡資産>

    物件名称

    用途

    譲渡年月日

    譲渡価格

    (千円)

    (注1)

    ステージア黄金

    賃貸住宅

    2025年10月1日

    568,000

    willDo高畑

    494,000

    ステラートシティ桜山

    2025年10月23日

    890,000

    グランカーサ仙台五橋

    2025年12月10日

    2,750,000

    フォレスト・ヒル仙台青葉

    2025年12月19日

    2,930,000

    シニアフォレスト横浜都筑

    ヘルスケア施設

    2025年11月4日

    13,580,000

    (注2)

    サニーライフ調布

    チャームプレミア鎌倉山

    アズハイム綱島

    ライブラリ新柴又

    医心館 上大岡

    サニーライフ鎌倉玉縄

    アルファリビング高松紺屋町

    合計

    21,212,000

     

    (注1)譲渡価格には、譲渡諸経費、固定資産税及び都市計画税の精算分並びに消費税及び地方消費税を含みません。

    (注2)本件譲渡は、同一の譲渡先に対する単一の売買契約に基づく譲渡取引です。

     

     

    ⅱ.オペレーション全般の継続強化

    1.賃貸住宅の運用戦略

    本投資法人の資産運用会社である大和リアル・エステート・アセット・マネジメント株式会社(以下「本資産運用会社」といいます。)は、『日次稼働率予測システム』の活用や既存諸施策等に引き続き注力した結果、期中平均稼働率は96.9%(前期は97.4%)となりました。また、入替え時賃料(注)の増額にも引き続き注力した結果、当期は、総件数1,428件のうち1,385件で前賃料比の増額を実現し、件数ベースの上昇比率が97.0%、賃料ベースの上昇が+13.2%(前期は+10.7%)と前期に続いて上昇傾向を維持し、増収に寄与しました。

    賃貸事業費用につきましては、修繕費及び再商品化工事費用の適正化に注力しました。

    (注)入替え時賃料は、新規取得物件やサブリース契約解約等により前賃料が不明な住戸及び住居以外の用途の貸室を除き算出しています。

     

    (既存諸施策)

    ●『日次稼働率予測システム』(本資産運用会社が独自・自社開発した日次ベースで毎月末日の稼働率を予測するITシステム・2011年10月導入)の活用による、個別空室ごとの異動情報の把握及び対策が必要な空室の特定・現地調査・原因追究・対策実施・効果確認のサイクルの短縮化。2015年5月から新バージョンにアップグレードしたITシステムの稼働を開始し、インターネットで稼働率を含めた種々の情報把握がほぼリアルタイムで可能な仕組みを実現。

    ●『3週間ルール』(退去から3週間以内に再商品化工事を完成させるルール・2010年10月導入)の徹底による機会損失の極小化。

    ●『ダウンタイム60日』(退去から60日以内に次の契約の成約を目指す方針・2012年10月導入)

    ●『アクション30日』(募集開始後当初30日間で最良の賃料を最短で得るべく重点対応する方針・2013年10月導入した募集開始後30日経過の空室への重点対応を、2016年4月に新たに導入した『物件別経営方針』に基づきさらに積極的な施策に変更)などにより、空室期間を短縮し稼働率及び収益性のさらなる向上を目指す。

    ●『月次重点物件』(2011年4月導入)や『長期空室(対象空室期間60日)』(2010年10月導入)の対応強化。

    ●『高額工事承認委員会』(100万円以上の工事等の発注に際し、工事内容や金額について組織的に精査する会議・2012年4月導入)による高額工事の経費支出適正化。

    ●『再商品化工事標準仕様策定』(退去後の原状回復工事を「再商品化」と捉え、独自の工事仕様を策定・2012年4月導入)による、よりよい住戸づくりと費用及び工期の管理。

    ●『満室稼働物件数向上管理』(満室稼働物件数の管理を通じて稼働率の一層の向上を目指す・2014年4月導入)

    ●『物件別経営方針』(個別物件ごとの過去の成約データ(賃料・ダウンタイム・前賃料対比・礼金等)の分析を基に、物件ごとの基本方針を策定して物件運用するもので、上記の既存諸施策の一つである『アクション30日』の取組みと併せて実行することにより、解約住戸の新規契約ごとに賃料の増額とダウンタイム短縮を同時に目指し、収入増加に注力・2016年4月導入)

     

    2.ヘルスケア施設の運用戦略

    本資産運用会社は、ヘルスケア施設において、安定的な収益を獲得し、投資主価値の維持・向上に資するために、運営主体であるオペレーターの信用力、運営力等が安定稼働を実現するうえで重要な要素であると考えており、オペレーターへのモニタリングを実施しています。当期は引き続き施設への訪問やWeb会議システムを利用した面談を施設管理者や本社担当者と実施し、ヒアリング等を行っています。当期末時点でオペレーターとの賃貸借契約の中途解約、賃料の減免や支払猶予等、契約条件の変更事案はありません。

    上記の結果、ヘルスケア施設の期中平均稼働率は99.9%となっています。

     

     

    ⅲ.資金調達の強化

    本投資法人は、当期において、借入金の返済資金及び投資法人債の償還資金に充当するため、以下の借入れを行いました。

    ・2025年11月28日に返済期日を迎えた長期借入金1,000百万円の返済資金として、同日に既存取引行と同額の借換えを行いました。

    ・2026年1月28日に償還期限を迎えた大和証券リビング投資法人第1回無担保投資法人債4,000百万円の償還資金として、2026年1月27日に既存取引行と同額の借入れを行いました。

    ・2026年1月30日に返済期日を迎えた長期借入金総額2,591百万円の返済資金として、同日に既存取引行と同額の借換えを行いました。

    ・2026年2月9日に償還期限を迎えた大和証券リビング投資法人第2回無担保投資法人債6,000百万円の償還資金として、2026年2月6日に既存取引行と同額の借入れを行いました。

    ・2026年3月23日に返済期日を迎えた長期借入金総額4,509百万円の返済資金として、同日に既存取引行と同額の借換えを行いました。

     

    上記の結果、借入期間の長期化を実現するとともに、返済期日の分散化を図ることができました。また、本投資法人の当期末時点の総資産有利子負債比率は51.1%、長期有利子負債比率(1年内返済予定有利子負債を除く。)は85.2%、金利固定化比率は51.7%となりました。

     

    ⅳ.サステナビリティに関する取組み

     本投資法人は、資産運用に当たりESGを重視することが中長期的な企業価値向上に資するという認識のもと、本資産運用会社が定めるサステナビリティ方針に基づき、サステナビリティに関する取組みを推進しています。

     環境への取組みとしては、省エネ性能の高いLED照明・空調設備の導入、節水型機器の設置等により環境負荷低減を推進しています。また、継続的にポートフォリオ全体のエネルギー使用量等を測定し、設定した目標値への達成度を把握しています。

     さらに、環境省が策定した環境マネジメントシステム(EMS)であるエコアクション21に、2024年から取り組んでいます。2025年においても、7物件の現地審査を含む審査を受け、総合判定は「ガイドラインに適合」でした。今後も、環境関連法令の遵守やデータの把握等を適切に実施し、PDCAサイクルを継続的に実践することで一層の改善を図っていきます。

     社会への取組みとしては、保有不動産に関係する社外関係者との間に良好な関係を構築し、連携・協働していくことで、テナント満足度の向上や地域社会の持続的な発展の貢献に努めています。国内の優良なヘルスケア施設の更なる供給促進を図るため、2021年5月付で策定したソーシャルファイナンス・フレームワークに基づき、2026年3月31日現在、ソーシャルローンによる借入れ(109.2億円)、ソーシャルボンドの発行(20億円)を実施しています。

     ガバナンスへの取組みとしては、本資産運用会社において、利益相反の防止、リスク管理及び法令遵守を徹底しています。また、投資主利益との連動性を重視し、運用成果に連動した資産運用報酬体系を導入しています。

     本投資法人は、2018年からGRESBリアルエステイト評価に継続的に参加しており、2025年GRESBリアルエステイト評価では、ESG推進のための方針や組織体制などを評価する「マネジメント・コンポーネント」と保有物件における環境パフォーマンスやテナントとの取組み等を評価する「パフォーマンス・コンポーネント」の双方において優れた参加者に与えられる「Green Star」評価を4年連続で取得しました。また、総合スコアのグローバル順位に基づき5段階で格付されるGRESBリアルエステイト評価において「1スター」を取得しました。さらに、ESG情報開示の充実度を測る2025年GRESB開示評価において、環境配慮やサステナビリティの取組みに関する情報開示が優れていることが評価され、5段階のうち最上位の「A」評価を4年連続で取得しました。なお、2026年3月31日現在、環境認証(注)取得物件は計26物件、認証取得比率は24.2%(ポートフォリオ全体における延床面積ベース)となっています。

    (注)本投資法人の保有物件が取得している環境認証としては、CASBEE不動産評価認証及びBELS認証があります。

     

     

    d.業績及び分配の概要

    上記の運用の結果、本投資法人の当期の実績は、営業収益14,993百万円、営業利益8,044百万円、経常利益6,866百万円、当期純利益は6,866百万円となりました。

    分配金につきましては、既存の方針どおり、当期未処分利益6,866百万円から不動産等売却益の一部について「特定の資産の買換えの場合の課税の特例」(租税特別措置法第65条の7)の適用による圧縮積立金578百万円及び配当積立金91百万円を差し引いた金額に、一時差異等調整積立金取崩額79百万円を加算し分配します。

    その結果、当期の分配金総額は、6,275百万円となり、投資口1口当たり2,630円(前期比70円の減配)となりました。

    (注)分配金については、租税特別措置法(昭和32年法律第26号、その後の改正を含みます。以下「租税特別措置法」といいます。)第67条の15の適用により、利益分配金の最大額が損金算入されることを企図して、投資口1口当たりの分配金が1円未満となる端数部分を除く当期未処分利益の全額を分配することとしています。

     

    (ロ)決算後に生じた重要な事実

    ①資産の取得

      本投資法人は、2026年3月23日付及び2026年5月22日付で売買契約を締結した資産を以下のとおり取得しました。

    物件名称

    資産の種類

    用途

    所在地

    取得価格

    (千円)

    (注1)

    鑑定評価額

    (千円)

    (注2)

    取得日

    取得先

    グランカーサ上野松が谷

    信託受益権

    賃貸住宅

    東京都

    台東区

    1,268,000

    1,290,000

    2026年

    5月1日

    (注5)

    ソルテラス本庄西クレアスト

    不動産

    賃貸住宅

    大阪府

    大阪市

    941,000

    1,010,000

    グランカーサ曳舟Ⅱ(注3)

    信託受益権

    賃貸住宅

    東京都

    墨田区

    3,115,000

    3,320,000

    グランカーサ川口青木町公園

    不動産

    賃貸住宅

    埼玉県

    川口市

    1,780,000

    1,850,000

    グランカーサお花茶屋(注4)

    不動産

    賃貸住宅

    東京都

    葛飾区

    1,902,000

    1,990,000

    2026年

    6月2日

    グランカーサ瑞江

    不動産

    賃貸住宅

    東京都

    江戸川区

    2,661,000

    2,670,000

    グランカーサ西葛西

    信託受益権

    賃貸住宅

    東京都

    江戸川区

    1,886,000

    1,940,000

    合計

    -

    -

    -

    13,553,000

    14,070,000

    -

    -

     

    (注1)取得価格には、取得諸経費、固定資産税及び都市計画税の精算分並びに消費税及び地方消費税を含みません。

    (注2)グランカーサ上野松が谷、ソルテラス本庄西クレアスト、グランカーサ曳舟Ⅱ及びグランカーサ川口青木町公園の鑑定評価額は、2026年3月1日時点の価格です。また、グランカーサお花茶屋、グランカーサ瑞江及びグランカーサ西葛西の鑑定評価額は、2026年5月1日時点の価格です。

    (注3)2026年5月1日付で「アルファコート曳舟2」から「グランカーサ曳舟Ⅱ」に物件名称が変更されています。以下同じです。

    (注4)2026年6月2日付で「アルファコートお花茶屋2」から「グランカーサお花茶屋」に物件名称が変更されています。以下同じです。

    (注5)取得先は、大和証券リアルティ株式会社です。

     

     なお、本投資法人は、2026年6月22日付で以下の資産の取得に係る売買契約を締結しており、以下のとおり取得予定です。

    物件名称

    資産の種類

    用途

    所在地

    取得予定

    価格

    (千円)

    (注1)

    鑑定評価額

    (千円)

    (注2)

    取得予定日

    取得

    予定先

    グランカーサ葛西(注3)

    不動産

    賃貸住宅

    東京都

    江戸川区

    1,233,250

    1,300,000

    2026年

    7月1日

    (注4)

    合計

    -

    -

    -

    1,233,250

    1,300,000

    -

    -

     

    (注1)取得予定価格には、取得諸経費、固定資産税及び都市計画税の精算分並びに消費税及び地方消費税を含みません。

    (注2)鑑定評価額は、2026年6月1日時点の価格です。

    (注3)本投資法人の取得後に「アルファコート葛西」から「グランカーサ葛西」に物件名称の変更を予定しています。以下同じです。

    (注4)取得予定先は国内法人2社ですが、同意が得られていないため非開示としています。

     

    ②資産の譲渡

      本投資法人は、2026年3月23日付、2026年4月21日付及び2026年5月22日付で売買契約を締結した資産を以下のとおり譲渡しました。

    物件名称

    資産の種類

    用途

    所在地

    譲渡価格

    (千円)

    (注1)

    鑑定評価額

    (千円)

    (注2)

    譲渡日

    譲渡先

    ジョイ尾山台

    不動産

    賃貸住宅

    東京都

    世田谷区

    745,000

    745,000

    2026年

    4月3日

    (注3)

    リーベスト東中山

    不動産

    賃貸住宅

    千葉県

    船橋市

    2,160,358

    1,960,000

    2026年

    4月28日

    (注3)

    willDo金山正木

    不動産

    賃貸住宅

    愛知県

    名古屋市

    1,227,000

    565,000

    2026年

    5月15日

    (注3)

    willDo黒川

    不動産

    賃貸住宅

    愛知県

    名古屋市

    646,000

    プレザングラン南雪谷

    信託受益権

    ヘルスケア

    施設

    東京都

    大田区

    3,510,000

    3,510,000

    2026年

    6月1日

    (注4)

    あいらの杜 石神井公園

    信託受益権

    ヘルスケア

    施設

    東京都

    練馬区

    2,320,000

    2,320,000

    合計

    -

    -

    -

    9,962,358

    9,746,000

    -

    -

     

    (注1)譲渡価格には、譲渡諸経費、固定資産税及び都市計画税の精算分並びに消費税及び地方消費税を含みません。

    (注2)ジョイ尾山台、リーベスト東中山、willDo金山正木及びwillDo黒川の鑑定評価額は、2025年9月30日時点の価格です。また、プレザングラン南雪谷及びあいらの杜 石神井公園の鑑定評価額は、2026年3月31日時点の価格です。

    (注3)譲渡先は国内事業会社3社ですが、同意が得られていないため非開示としています。

    (注4)譲渡先は国内法人1社ですが、同意が得られていないため非開示としています。

     

    ③資金の借入れ

      本投資法人は、2026年5月1日付で、資金の借入れを行いました。資金使途は、上記「①資産の取得」に記載の資産の取得資金及びそれらの付帯費用の一部です。

     

    借入金の概要

    <タームローン26E号>

    借入先

    株式会社三菱UFJ銀行、株式会社福岡銀行

    借入金額

    1,000,000千円

    利率

    全銀協1ヶ月円TIBOR+0.3783%

    借入日

    2026年5月1日

    返済期日

    2030年9月30日

    利払日

    利払日は、各月の末日(但し、当該日が営業日でない場合は翌営業日となり、翌営業日が翌月となる場合はその直前の営業日)とする。

    返済方法

    期日一括返済

    担保設定の有無

    無担保

     

     

    <タームローン26F号>

    借入先

    株式会社三菱UFJ銀行、株式会社SBI新生銀行、株式会社あおぞら銀行、株式会社七十七銀行

    借入金額

    3,500,000千円

    利率

    全銀協1ヶ月円TIBOR+0.4783%

    借入日

    2026年5月1日

    返済期日

    2033年3月31日

    利払日

    利払日は、各月の末日(但し、当該日が営業日でない場合は翌営業日となり、翌営業日が翌月となる場合はその直前の営業日)とする。

    返済方法

    期日一括返済

    担保設定の有無

    無担保

     

    <個別ローン>

    借入先

    株式会社みずほ銀行

    借入金額

    1,000,000千円

    利率

    全銀協1ヶ月円TIBOR+0.4783%

    借入日

    2026年5月1日

    返済期日

    2033年3月31日

    利払日

    利払日は、各月の末日(但し、当該日が営業日でない場合は翌営業日となり、翌営業日が翌月となる場合はその直前の営業日)とする。

    返済方法

    期日一括返済

    担保設定の有無

    無担保