梅乃宿酒造

事業内容

梅乃宿酒造は、1893年創業の日本酒蔵として培った醸造技術を基盤に、日本酒、果実リキュール、スピリッツ、発酵食品などを製造販売する。主力は日本酒仕込みの梅酒や果肉感を特徴とする「あらごしシリーズ」などの日本酒リキュールであり、2024年時点の国産リキュール市場で16.7%のシェアを有する。リキュールは日本酒に比べ製造リードタイムが短く、固定費効率や在庫回転率が高いことから、2025年6月期の主力リキュールの売上総利益率は57%と高い収益性を示す。 生産面では2022年7月に移転した新蔵を拠点に、温度管理や衛生管理を高度化し、品質安定と作業効率化を進めている。2017年以降は杜氏制度を廃止し、従業員である蔵人全員による酒造りへ転換した。醸造時の温度経過や成分分析値などのデータを活用し、同一製品の味の再現精度を高めるほか、酒瓶梱包ラインへのロボット導入やラベル貼り工程の自動化にも取り組む。 販売面では、2025年6月期の売上構成は国内82.0%、海外18.0%である。国内は酒販店、卸売業者、量販店向けのBtoBに加え、直営店や自社EC、Amazon、楽天などのBtoCを展開する。BtoBの安定収益をBtoCの商品開発やマーケティングに投資し、その成果をBtoBへ波及させる「UMENOYADO LOOP」を成長モデルとする。海外では24の国又は地域に販路を持ち、海外販売の90%をリキュールが占める。

主要財務

売上高と各段階利益
負債・純資産の構成
還元

事業・セグメント

  • 酒類製造販売事業: 日本酒、果実リキュール、スピリッツなどの酒類を自社で製造し、国内外で販売する中核事業。

  • 国内BtoB事業: 酒販店、酒類専門業者、卸売業者、量販店などに販売する。2025年6月期の国内BtoB売上構成は66.7%。

  • 国内BtoC事業: 直営店、自社EC、Amazon、楽天などを通じて消費者に直接販売する。2025年6月期の国内BtoC売上構成は15.3%。

  • 海外事業: 2002年より輸出を開始し、24の国又は地域に展開する。2025年6月期の海外売上構成は18.0%。

  • 日本酒: 純米大吟醸、純米吟醸などの高級酒カテゴリーを中心とする特定名称酒を少量・高品質にこだわって製造販売する。

  • 梅乃宿の梅酒: 日本酒をベースに青梅や完熟梅などをブレンドし、熟成させた梅酒。日本酒仕込みの梅酒として2001年に製造販売を開始した。

  • あらごしシリーズ: 果肉をふんだんにブレンドした主力リキュールブランド。あらごし梅酒、あらごしゆず、あらごしみかんなどを展開する。

  • PARLORあらごし 大人の果肉の沼シリーズ: 果肉感とインパクトのある名称・外観を特徴とするEC向けリキュールシリーズ。いちご、マンゴー、ももを展開する。

  • ノンアルコールあらごしシリーズ: あらごしシリーズと同様の味わいを求める顧客の声を受けて開発したノンアルコールドリンク。ゆず、ももを展開する。

  • スピリッツ: ジンなどのスピリッツを製造販売する。北米ではジン、ウォッカの販売も開始している。

  • 発酵食品: 酒粕、ドレッシングなど、発酵をテーマとした食品を国内向けに販売する。

地域

  • 日本: 2025年6月期の売上構成は82.0%。BtoB、BtoC、直営店、EC、観光需要向けの取り組みを行う。

  • 海外: 2025年6月期の売上構成は18.0%。24の国又は地域に販路を展開し、海外販売の90%をリキュールが占める。

  • アジア: 海外売上高の37%を構成する。主要輸出国として中国、香港、台湾が記載されている。

  • 北米: 海外売上高の27%を構成する。ジン、ウォッカの販売も開始している。

  • 欧州: 海外売上高の7%を構成する。ドイツ、イギリスなどに販路を展開する。

  • オセアニア: 海外売上高の5%を構成する。オーストラリアなどに販路を展開する。

  • 空港免税店: 海外売上高の12%を構成する。関西国際空港、成田国際空港、新千歳空港などの免税店向けに販売する。

従業員数
平均年齢
平均勤続年数
平均年間給与
会計基準